# --- Kifu for Windows V6.36 棋譜ファイル --- 開始日時:2010/08/22 10:30 終了日時:2010/08/22 11:07 棋戦:第2回中学生女子名人戦・全国大会準決勝 持ち時間:0時間30分 消費時間:98▲14△15 場所:東京「共同通信社 研修・交流センター」 手合割:平手   先手:小澤あざ美さん 後手:長谷川優貴さん 手数----指手-- *中学生女子名人戦・全国大会準決勝、長谷川優貴さん対小澤あざ美さん。持ち時間はチェスクロック使用で各30分、秒読みは30秒。対局開始は10時30分。対局場は共同通信社「研修・交流センター」。振り駒はと金が4枚で小澤さんの先手に決まった。開始前にLPSA代表理事の石橋四段と中井六段があいさつをした。 * *(棋譜・コメント入力=桜木) 1 7六歩(77) *開始の宣言は石橋四段。「お願いします」の後、後手番の長谷川さんがチェスクロックを押す。先手番の小澤さんはすぐに角道を開けた。 2 3四歩(33) 3 2六歩(27) *東京ブロック代表の小澤あざ美さんは神奈川県の中学2年生。今年は中学選抜でベスト8入り。マイナビチャレンジマッチも突破目前と成長著しい印象。 4 4四歩(43) *大阪ブロック代表の長谷川優貴さんは兵庫県の中学3年生。マイナビ女子オープンの本戦進出で一躍注目の存在に。女子アマ王位戦準優勝など実力は折り紙つき。振り飛車党で終盤の切れ味に定評がある。 5 4八銀(39) *長谷川さんは今年の中学生選抜女子の部の兵庫県代表。小澤さんは神奈川県代表。両者はベスト16で対戦し、勝った長谷川さんは準優勝している。 6 4二飛(82) *長谷川さんは四間飛車に構えた。 7 6八玉(59) *中学生女子名人戦は昨年に続いて2回目。前回は2ブロック制で東京ブロック代表の新藤仁奈さんが、大阪ブロック代表の瀬戸川智香さんを破って優勝した。今回は東京、大阪、名古屋、上海の4ブロック制に発展した。 * *【昨年の模様】 *http://www.joshi-shogi.com/gsp_blog/2009/08/ 8 6二玉(51) *対局場の共同通信社「研修・交流センター」は東京・中央区の隅田川沿いに建っている。東京は快晴。木々の緑と川の青さが涼しげに映る。 9 7八玉(68) *隣ではもう1局の準決勝、中澤沙耶さんとソン・ロジエさんの一戦が行われている。選手のご家族や報道陣が対局を見守っている。 10 7二銀(71) *本大会の協賛は株式会社毎日コミュニケーションズ、厳選食品・安心堂、チュッパチャプス。協力は共同通信社、東京おもちゃ美術館。 11 5八金(49) 12 7一玉(62) 13 5六歩(57) 14 8二玉(71) 15 3六歩(37) 16 3二銀(31) 17 1六歩(17) 18 5二金(41) 19 9六歩(97) 20 9四歩(93) 21 6八銀(79) *小澤さんは急戦模様の陣立て。 22 4三銀(32) 23 2五歩(26) 24 3三角(22) 25 7七銀(68) *珍しい形。玉頭位取りを目指す意図だろうか。 26 1四歩(13) 27 7九角(88) *なるほど小澤さんは引き角を目指していたようだ。 28 4五歩(44) 29 6六歩(67) *▲2四歩△同歩▲同角が見えるが、△2二飛が手筋の受けでうまくいかない。以下▲3三角成は△2八飛成がある。 30 6四歩(63) *指し手が早い。ここまで3分ほど。 31 6七金(58) 32 2二飛(42) 33 8八玉(78) 34 7四歩(73) 35 7八金(69) *小澤さんは金矢倉に組む。相居飛車なら代表的な囲いだが、対振り飛車では珍しい。玉が角筋に入って攻められやすいこと、横からの攻めに弱いことが理由。 36 7三桂(81) 37 3七銀(48) 38 8四歩(83) 39 4六歩(47) *小澤さんはまだ消費2分。早くも仕掛けた。 40 5四銀(43) *銀を上がって対抗。ようやく小澤さんの手が止まった。 41 4八飛(28) 42 4二飛(22) *飛車には飛車で。格言通りで振り飛車らしい動き。 43 4五歩(46) 44 同 銀(54) 45 6八角(79) *少考で角を上がって形を整えた。長谷川さんは口元に手を当てて考えている。 46 6三金(52) 47 4九飛(48) 48 8五桂(73) *角筋を生かした仕掛け。▲8六銀なら△6五歩が玉を直撃する。 49 4八飛(49) 50 4七歩打 *長谷川さん、少考で飛車の頭をたたいた。 51 同 飛(48) 52 7七桂成(85) 53 同 金(67) *ほかの取り方は△5八銀が飛車金取りになる。 54 6九銀打 *駒をハガしにいく。▲7九金なら△5八銀成で角の行き場がない。 55 4三歩打 *ノータイムで反撃。△4三同飛なら▲5五桂が両取り。しかし銀が浮いているので取らないわけにはいかない。 *ここまでの消費時間は小澤さん6分、長谷川さん10分。 56 同 飛(42) 57 5五桂打 58 同 角(33) *ズバッと切った。長谷川さんは前だけを向いて攻めるつもりだ。 59 同 歩(56) 60 4六歩打 61 同 銀(37) 62 5六銀(45) 63 2七飛(47) 64 8五桂打 *守備駒をはがすのが攻めの基本。 65 6七金(77) 66 同 銀成(56) 67 同 飛(27) 68 5六金打 *飛車銀両取り。 69 2七飛(67) 70 4六金(56) *角と金銀の2枚替えで長谷川さんの駒得となった。6九銀が急所の金を狙っているのも大きい。 71 3二角打 72 4二飛(43) 73 4三歩打 *▲2一角成と桂を取る手が自然に見えるが、小澤さんは▲4三歩。 74 3二飛(42) 75 4六角(68) *角を取らせても金を取って頑張る狙い。長谷川さんは飛車が使いにくくなったが、銀得が残って攻めが成功した格好だ。 76 3八角打 77 6七飛(27) 78 7八銀成(69) 79 同 玉(88) *先手陣の金銀がいなくなった。 80 5六金打 81 6八飛(67) *角に当てて切り返す。△4六金▲3八飛の取り合いは金がそっぽにいくので損。と思ったが以下△5六角の王手飛車もある。 82 2九角成(38) 83 2八角(46) 84 同 馬(29) 85 同 飛(68) 86 3九角打 87 1八飛(28) 88 6六角成(39) *上から押さえて受けにくい形。後手の攻め駒が急所に利いている。 89 6八銀打 90 6七銀打 91 7九玉(78) 92 4八歩打 *飛車の利きを止めて先手玉は△6八銀成▲同玉△6七金以下の詰めろになっている。 93 6九銀打 94 5七桂打 *長谷川さんは着実に迫る。 95 5八角打 96 6九桂成(57) 97 同 玉(79) 98 6八銀成(67) *ここで小澤さんが駒台に手を置き「負けました」と頭を下げた。以下は▲6八同玉に△6七銀▲同角△同金と上から押さえて即詰みになる。攻めまくった長谷川さんが決勝進出を決めた。 *消費時間は小澤さん14分、長谷川さんは11分だった。 99 投了 まで98手で後手の勝ち