# --- Kifu for Windows V6.40 棋譜ファイル --- 開始日時:2010/11/14 13:30 終了日時:2010/11/14 15:00 棋戦:第3期天河戦1回戦 持ち時間:0時間20分 消費時間:133▲20△20 場所:芝浦サロン 手合割:平手   先手:中倉彰子初段 後手:中倉宏美二段 手数----指手-- *第3期天河戦1回戦第2局は、彰子初段と宏美二段による中倉姉妹対決。11月14日(日)13時30分より、LPSA将棋ツアー2010in東京の席上にて、公開でおこなわれる。 *振り駒の結果、「と」が4枚出て、彰子初段の先手と決まった。 * *(棋譜・コメント入力=青葉) 1 7六歩(77) 2 3四歩(33) 3 2六歩(27) *両者ともに、あまり相振り飛車を指さない振り飛車党。今日は姉が居飛車を宣言。 4 4四歩(43) 5 4八銀(39) 6 3二飛(82) 7 2五歩(26) 8 3三角(22) 9 6八玉(59) 10 4二銀(31) 11 7八玉(68) 12 6二玉(51) 13 7七角(88) *居飛車穴熊に組む姿勢。 14 5二金(41) 15 8八玉(78) 16 7二銀(71) 17 9八香(99) 18 7一玉(62) 19 9九玉(88) 20 5四歩(53) 21 8八銀(79) 22 6四歩(63) *ここまでの消費時間は両者ともに2分。 23 5六歩(57) 24 5三銀(42) 25 7九金(69) 26 7四歩(73) 27 6八角(77) 28 5一角(33) *宏美二段にとっては経験の多い形。 29 3六歩(37) *△3五歩と突き越されるのを防ぐ。 30 6三金(52) 31 6六歩(67) *「結構がんばってますね。お姉さんですからね、妹の言うとおりにはさせないわよ、と」(石橋天河) *△6五歩の位取りを防ぐ。 32 9四歩(93) *玉は7一のままで、端にプレッシャーをかける。 33 5八金(49) 34 8二玉(71) 35 6七金(58) *宏美二段、ここで時間を使って考えている。その間、彰子初段は席を立った。 36 6二銀(53) *ここまでの消費時間は彰子初段6分、宏美二段7分。 37 3七銀(48) *彰子初段は攻めに銀を使う。 *現在会場では石橋天河がどちらのファンか、ホワイトボードに書いて無言で尋ねている。お客さんも無言で手をあげる。 38 2二飛(32) * 39 9六歩(97) 40 7三銀(62) *会場の皆さんがどちらのファンか。集計の結果、彰子派が15人、宏美派が20人だとのこと。「現在は宏美持ちです。何の形勢だかはわかりません」(石橋天河) *ここまでの消費時間は両者ともに10分。 *盤上においても、石橋天河は3七銀と7三銀の差で、宏美二段持ちのようだ。 41 4六銀(37) *彰子初段はともかくも、この銀をどこまで使えるか。 42 6二角(51) *こちらのラインから受けに利かせる。 43 3七桂(29) *もちろんこの桂も攻めに使いたい。しかしながら、▲3五歩△同歩▲同銀には△3六歩があるので、一長一短。 44 9二香(91) *こちらも穴熊に組むつもり。 45 8六角(68) *▲6五歩を見せて、穴熊に組む順をけん制。 *風邪を引いてあまり大きな声が出せないという石橋天河だが、今日も十分大きな声。 46 8四歩(83) *落ち着いて角にプレッシャーをかける。▲6五歩ならば△8五歩で角を追える。 47 6八金(67) *組み換え。次に▲7八金寄でさらなる堅陣に。 48 9一玉(82) 49 7八金(68) *「固め合いだから眠くならないでネ」とホワイトボードに書く石橋天河。 50 8五歩(84) *この歩は権利。 51 6八角(86) 52 8二銀(73) *穴熊完成。ここから彰子初段は秒読み。 53 5五歩(56) *「行きました、行きました。見る方も話す方も、ぶつかってくれないと困るよね」(石橋天河) *相穴熊戦は5筋の歩が切れている方がポイントになりやすい。 54 3五歩(34) *強気に切り返す。これは面白くなってきた。 55 同 銀(46) *▲3五同歩は△3六歩と打たれる筋が生じる。 56 5五歩(54) *宏美二段、振り飛車らしい指し回し。 57 3四銀(35) *「彰子お姉さんは一本気な性格なんで、どんどん前に出て行くことが多いですね」(石橋天河) 58 5六歩(55) *手に乗って反撃。 59 4六角(68) *好所に角を据える。 *宏美二段も時間を使い切って、ここから両者40秒の秒読みに。 60 5七歩成(56) *もったいないようだが、軽い手筋。 61 同 角(46) 62 5二飛(22) *振り飛車は、飛車のはたらきが命。 63 5八歩打 *彰子初段の時計を叩く音が激しくなってきた。 64 5六飛(52) *軽く軽く。次に△3六飛を狙う。 65 4六角(57) *△3六飛を防ぎながら、再び角を好所に。 66 7一金(61) *戦いの最中に固める。損のない手。 67 6五歩(66) *気持ちのいい突き出し 68 4六飛(56) *さあ面白くなってきた。 69 同 歩(47) *先手は2八の飛車がはたらいてないのが気がかり。 70 3九角打 *これもまた損のない手。馬ができれば大きい。 71 2九飛(28) *逃げながら、一段目で使う。 72 6六角成(39) *好位置だが、▲6九飛も気になる。 73 6四歩(65) 74 同 金(63) *「中盤も宴たけなわとなってまいりました」(石橋天河) 75 6九飛(29) *現在の形勢は、会場の皆さんは宏美二段持ち。 76 6五歩打 *先手3四銀と後手7二銀の差も大きい。 77 4三銀成(34) *やはりこの銀を使いたい。 *「難しい形勢と思いますね、まだまだ」(石橋天河) 78 8六歩(85) *「角がある方が飛び越す可能性がありますからね」と石橋天河。まだこのネタで爆笑が取れる。 79 2二飛打 *手抜きで打ち込み。 80 8七歩成(86) *「もしかしたら(▲8七同銀)と、こうやってくれるかも知れませんね」(石橋天河) 81 同 金(78) 82 4五歩(44) *「これはそーっと突いてましたけれどね、これはわかるでしょうね」(石橋天河) 83 2一飛成(22) *「中座家は安定収入の道を選んで、こちらですね」(石橋天河) 84 5五馬(66) *飛筋を避け、切られる手を防いだ。 85 5二成銀(43) *彰子初段の指し手に勢いがついてきた。 86 4四角(62) *2枚角でプレッシャーをかける。 87 4五歩(46) *「そんなの怖くないわよ、やってらっしゃいと」(石橋天河) 88 8六歩打 *何度も角飛び越しネタで笑いを取る石橋天河。 89 同 金(87) *落ち着いて対応。 90 5四馬(55) *すぐに攻める手はないと見て。 91 4四歩(45) *ちょっと迷った手つき。 92 2一馬(54) *飛角が振り替わった。駒の損得は彰子初段の桂得。 93 8三歩打 94 同 銀(72) 95 8四歩打 *好調を思わせる連続の叩き。 96 同 銀(83) 97 5三角打 *▲8三歩も考えられたが、単に角打ち。次第に彰子初段のパンチがヒットしてきたか。 98 5四馬(21) 99 8三歩打 *これは痛い。 100 5三馬(54) 101 8二歩成(83) *彰子初段、これで銀桂得。 102 同 金(71) 103 5三成銀(52) *彰子初段、はっきり優勢。 104 8三飛打 *「おおっ!」(石橋天河) 105 7一角打 *5三成銀取りを防ぎつつ、▲8二角成の寄せを目指す。 106 7二金(82) 107 6二成銀(53) *これはもう逃さないか。 108 7一金(72) 109 同 成銀(62) *「こう(△8二馬打ち)ぐらいしか受からないですね」(石橋天河) 110 7三銀(84) *攻防のようだが。 111 8四歩打 112 同 飛(83) 113 8五歩打 114 8二飛(84) *「あんまり盤外で影響が出るようなこと(からすぎる指し回し)はやめてほしいですね(笑)」(石橋天河) 115 7二銀打 116 8三歩打 117 8一成銀(71) 118 同 飛(82) 119 8四桂打 *「カッコよくいきましたね」(石橋天河) 120 同 歩(83) 121 8三桂打 122 8二玉(91) 123 8一銀成(72) *▲7一桂成かと思われた。もちろんこれでも勝ち。 124 8三玉(82) 125 8四歩(85) 126 7二玉(83) 127 7一飛打 *着実に寄せる。 128 6三玉(72) 129 4三歩成(44) 130 6二銀(73) *最後のがんばり。 131 6一飛成(71) *これにて受けなし。 132 2六角打 133 5二龍(61) *終了時刻は15時0分。消費時間は両者ともに20分。 *終わってみれば、姉の彰子初段が圧勝だった。「こんなはずじゃなかったんですけれど」と宏美二段は苦笑い。 134 投了 まで133手で先手の勝ち