長年聞き手を務めていた女流棋戦の棋譜紹介番組(囲碁将棋チャンネル 毎週木曜19:00~)、私の担当が今日で最後となります。
つたない仕事ぶりでしたが、長い間お付き合いくださってありがとうございました。
自分で棋譜を並べているだけではわからなかった、手の意味や変化の深さなど、毎回発見がある仕事でした。一女流棋士ファンだったころの気持ちでいろんな方の棋譜や人柄を紹介できるのも楽しかったです。
いろいろ思い出はあるのですが、特に印象に残っていることは次の3つです。
・女流棋士を解説者として呼べたこと
番組当初から、女流の棋譜は是非女流棋士自身に解説してもらいたいというのが私と囲碁将棋チャンネル側の願いでした。当時は解説者として女流棋士がたつことはあまり前例もなく、いろんな経緯で実現できなかったのですが、昨年から番勝負はタイトルホルダーに解説!が定着しつつあります。女流棋士の解説は新鮮かつ、自戦解説ならではの知られざるお話も聞けて、充実した時間でした。最後となった9月は矢内女流名人が登場しています。わかりやすく、奥深く、自身の活き活きをした言葉で語られ、男性棋士にもひけをとらない、名解説でした。
これからも女流棋士が解説者として登場することを願ってやみません。タイトルホルダーだけでなく、実力者や若手にも是非登場してもらいたいです。矢内名人のときにも強く思ったのですが、女流棋士にはまだ発掘できていない才能がいろいろとあるように思います。聞き手よりも解説向きの女流もきっといることでしょう。
・小型カメラで秘蔵VTR撮影
2~3年前に、女流棋士の対局以外の活動を紹介するコーナーを作りました。ハンディカメラを持って、親睦会の楽屋などにお邪魔する際は、さながら「スターどっきりの寝起き」あるいはヨネスケの「突撃晩ごはん」の気分でした。こういうの好きなのでまたやりたいです。
・棋譜選び
産休明けはレポートコーナーはなく、通常の棋譜解説のみでしたが、今年4月ごろから棋譜を初めて自分で選ばせてもらいました。何故もっと早くお願いしなかったんだろう??やりがいが断然違ってきました。
なるべくいろんな人の棋譜を紹介したい、好局がいい、それも一方的な快勝ではなく、二転三転がいい、手数があまり短い・長いと時間におさまらないからバツ、などと考えていると思ってたより選出は難しいものでした。
女流棋士の解説とともに、棋譜選びもお願いされたということは、女流棋士の実力が少しずつ認められてきた証拠だと思ってとても嬉しかったです。
最後に残念だったことは、何回か病気で倒れて代打をお願いしてしまったこと。特にそのうち1回は私の棋譜が唯一選ばれたときで、非常に申し訳無かったです。数年やってて1回だけというのも情けない話なんですが…。あとは、もっとハジケたい!と思っていて、結局出来なかったこと。一度ぐらい、着ぐるみ着て聞き手してみたかったです。お叱りの電話がきますかね?やっぱり。
ではでは、今日の19時是非みてくださいね。
藤田麻衣子













