R E P O R T レポート
中倉宏美代表理事 新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
皆さま方には、日頃より日本女子プロ将棋協会(LPSA)の活動にご理解とご支援をいただき誠にありがとうございます。新しい年を迎え、あらためてお礼と新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は女流棋士発足50周年の大きな節目でした。6月に関東、12月には関西で日本将棋連盟様と共に記念イベントを開催できました。次の50年へとつなげる大切なセレモニーを多くの皆さまと一緒にお祝いできたこと、あらためて感謝申し上げます。
LPSAは一つの転換期を迎えています。
女性の活躍、ジェンダーダイバーシティが強く推進される時代になりました。18年前のLPSA設立時から、それは私達にとって大きなミッションでした。時代が移り変わり、LPSAも走り続けて20年近く経とうとしています。昔に比べて将棋界も女流棋士のレベルアップ、地位向上等、改善がなされています。
その一方で、女性が安心して将棋を楽しめる環境作りにはまだまだ課題もあります。
女性が将棋を指していても珍しくない世界、ハラスメントの無い環境、当たり前のことが当たり前になるように…
LPSAが実現したい世界はジェンダー平等に対する社会要請が高まる中、その象徴的な存在として、社会的役割を担えると考えています。
女性の将棋人口を増やすこと、棋力に関係なくどんな人でも楽しめるようにすること、多様な考えや価値観を尊重したコミュニケーションを大事に、これからも実直に将棋普及活動に取り組んでいきます。
LPSAが組織として進化し存在価値を高め、社会に貢献できるようこれからも努力していく所存です。
本年もLPSAの活動にご支援ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
2025年(令和7年)1月1日
公益社団法人 日本女子プロ将棋協会
代表理事 中倉宏美