R E P O R T レポート
REPORT
2000.04.06
女流棋士をめざす人へメッセージ(渡部愛)
LPSAは、1dayトーナメントやLPSA将棋フェスなど、所属女流棋士が自分たちで企画し、みんなで参加するイベントが多いです。女流棋士同士もファンの方もアットホーム感がすごくあって、まとまりと安心感があります。個人の希望に合わせてマイペースで活動できるのもいいところかなと思います。
協会全体の定例会が月1回あって、いろいろなことをみんなで情報共有しています。自分たちで準備からイベントを行うのは、好きなようにできてやりがいもあるので、自分としては大変だとは思っていません。
女流棋士という仕事は、目先の勝ち負けにとらわれすぎないで勉強し続けられる人が向いていると思います。いかに早く本筋の将棋、勉強法に出会えるか、意識を持てるか。棋力に関しては、個人の問題で所属は関係ないと思います。
ある程度以上は勉強したから勝てるものでもないし、自分で力がついているかがわからないので、大事な対局や大会で負けてしまったときの心のサポートもしていけたらと思います。 次世代の女性を応援する気持ちで、LPSA全体で取り組んでいます。
私はツアープロの時期に女流棋士の仕事について教えていただき、内容がわかって安心しました。今、GSPチャレンジのような根本的なサポートは他ではやっていないので、女流棋士だから、女性だからこそわかることなどフォローしていきたいと思います。